一橋大学でも対面授業が増えたようで、学生がキャンパスに戻ってきました。この感じは、もはや懐かしささえ覚えます。
私は博士課程3年目に入ると同時にフルタイム勤務を始めたので、むしろ大学にはほとんど行けなくなってしまいました。そして、いざ仕事をしてみると、覚悟していた以上に自分の時間がありません。慣れないこと続きのうえに、常にうっすらと博論のことが頭にあり…まったく熟睡できず、疲労がたまって一時期胃炎でダウンしました。
小2の子どもの就寝時間もどんどん後ろ倒しになり、ついに23時になってしまいました。勤め先には時短勤務をお願いし、生活リズムを整えつつあります。
ですが、ここでいま自分や家族が大病したり、子どもが学校や学童のトラブルでつまづいたり、役員で大役が回ってきたりすれば、なんとか細々とやっている研究は完全に放棄せざるを得なくなりそうです。綱渡りの毎日ですが、40代ともなれば、誰しも自らの力の及ばない事情の一つや二つはあると思います。幸い職場は理解のある人たちが多く、何か悩みごがあれば話していける雰囲気にあります。やりがいのある仕事に就けたので、引き続き頑張ろうと思います。
博士課程在籍(L)