【前期の一橋授業の様子】
こんにちは。
一橋大学で学業&育児をする学生を応援する世代をつなぐ会のS(2001社学、2019言社博)です。
暑い暑い毎日ですが、みなさまお元気ですか。
私は在宅勤務の合間に、学校が夏休みの長男(11歳)のご飯と塾の送り出し、保育園お迎え後の次男(4歳)の小児歯科受診、週末は夏祭り、電車のスタンプラリー(汗だくです!)とフル稼働の毎日です。
さて、4月~7月まで母校で『経済の日本語中上級』という留学生向けの日本語授業を週1コマ、担当しました。ヨーロッパ4名、アメリカ1名、アジア5名の10名、学部生から大学院生まで、国籍も専攻も年齢も全く違う10名でしたが、そこは一橋!徐々にクラスが打ち解けていって、期末課題のプレゼンテーション(興味のある経済トピックについてひとり15分でプレゼン)では、質疑応答もとても盛り上がりました。
さて、授業で扱った内容のうち、(独断ですが…)盛り上がったトピックベスト3は
3位:少子化対策(アジア地域は、日本と類似した状況も)
2位:円安(留学生にとっては、メリット大ではありますが!)
そして、はえある・・・
1位:AIを用いた大手スーパーの在庫管理
1位は流通にかんするトピックでした。必ずしも商学が専攻の学生が多かったわけではありありませんが、あるニュース番組の特集を視聴後、学生たちからはコンビニやスーパーでの買い物の経験にはじまり、お店ではAIがどんなデータを用いて商品の売れ行きを予想したり、値引のタイミングを指南しているのか?日本の流通の歴史やユニークな点など話が次々と発展していきました。授業で今、まさに提示したキーワードや新出語彙、表現を使いながら、学生が外国語である日本語を駆使して次々に発言したり議論したりする様子を見ながら、あらためて語学教師の「ファシリテーター」としての役割の重要性も痛感しました。
はじめて担当する授業で試行錯誤でしたが、一橋は講師に裁量を持たせて自由に授業をさせてくれる雰囲気が好きです。自分でゼロから授業を準備するのはそれなりに大変ですが、教材研究の面でも本当に学ぶことが多いです。後期も授業を担当しますが、時事的な内容を盛り込みつつ、いい授業ができればと思っています。