彼の成長とともに進める研究

今年の3月に修士号をいただき、4月から同課程の博士課程に進学しました。社会人大学院生の一児のパパ(Y)です。 仕事しながらのD1生活が、思いのほか慣れず(泣)、イヤイヤ期真っ盛りの長男(2歳11か月)を保育園に送る朝にも苦戦しながら暮らしています。

 学部生の頃はこんな風に思わなかったのが、標準修了年限と息子の年齢です。

 仕事でも縁があった個人情報保護法の研究を修士時代から続けていますが、同法が令和3年に大改正されました。この大改正を本格的に研究したいなと思ったのも、その年に産声を上げた長男の存在と無関係ではない。そんな風に振り返るようになりました。

 初期の個人情報保護法(行政を対象とする昭和63年法)の法制化が決まった年に私自身が生まれ、様々な法改正があり、自分が学部生になった頃に、企業を主な対象とする今の個人情報保護法に成長しました。 そして、令和3年に、国内の全ての法人・団体等をカバレッジする、全く新しい法が誕生したことを、心のどこかで意識していたのかもしれません(彼が生まれた当時は何もかもが初めてでこんな物思いに耽る時間がありませんでしたが笑)。

 来年には自分がD2になり彼が4歳になる、D3になると5歳になる・・などと考えてみると、彼が小学校にあがる前までに頑張って博論を仕上げておきたい。そんなマインドになってきたここ最近です。

 副専攻の都合もあり、本所属の千代田キャンパスと国立キャンパスを、家庭と仕事の合間を縫って行き来する毎日ですが、彼とともに成長していく私の分析対象である情報法をつぶさに観察し続け、ちょっとした変化も逃さず捉えて研究を育てていきたいと考えています。

 ということで、同じような境遇の社会人ドクターなパパとお話したいので是非本会おいでください!笑