投稿が遅くなりました。今年はサバティカルで、7月24日から10月10日までフランスを中心に欧州で過ごしています。先週は学会でポルトガルに行ってきました。
さて、9月はフランスの新学期。日本で新入学というと6歳の4月ですが、フランスでは、その年のうちに3歳になり、おむつのとれている子は、2歳の9月からエコール・マテルネル(幼稚園、直訳すると母性的学校)に行くことができます。
パリにいた間に9月1日を迎えました。近所の幼稚園では、年少組の新3歳児の初登園は9時半。張り込もうかな、と思ったのですが、できなかったので入口の写真だけシェアします。
その日の夕方街に出たら、ピカピカのランドセルならぬリュックを背負った女の子が、店の人に「泣かなかった?」と聞かれて「うん」と答え、ほめられていました。
11年前に家族でリヨンに留学したとき、息子は11月に6歳を迎え、フランス流だと9月から小学校入学でした。言葉の問題があるため1級下げて、3月から幼稚園の年中組、9月からは年長組で過ごしました。幼稚園の先生は専門職として尊敬されており、歌の授業では、きちんと姿勢の指導から始めていたのを思い出します。息子は高2となり、音楽を志しています。フランス語はすっかり忘れてしまっていますが、体験が糧となることを祈ります。(N)