こんにちは。
一橋大学で学業&育児をする学生を応援する世代をつなぐ会のS(2001社学、2019言社博)です。
暖かい日が多くなってきましたね。みなさま、いかがお過ごしですか。私は今年、花粉症デビューしてしまい、数日前から抗アレルギー薬を飲み始めたところです。
さて、来年度はまた一橋で非常勤講師のお話をいただき、毎週月曜日に1コマ担当予定です。講座は、「経済の日本語中上級」。留学生のための日本語クラスです。日本語クラスはいくつもある中で、母校で「経済の日本語」のように特別な授業を担当できるのは、本当に有り難い機会で楽しみにしています。昨年度、授業を担当されていた教授からは、(資料や教材などたくさん譲っていただきましたが)「考えて好きにやってください」と言われて、内容については、ほぼ任されまして・・・教師にもこんなに自由なのは、本当に一橋らしいですよね(笑)
ニュース、ドキュメンタリーなどの映像を視聴しながら、基本的な経済にかんする日本語、表現を学んでいく授業ですが、当然のことながらテーマの選定が本当に重要です。「コロナ明けの経済」「物価高」「円安」「少子高齢化」「脱炭素」・・・AIの話は「流通と消費」のテーマのところで出そうかな(もはや、教師の側から提示しなくても学生から自然に挙がってくるだろうな)等々と、あれこれと考えながら授業計画を立てているところです。
ちなみに、私の担当授業の学生のほとんどは交流学生(一橋との交流協定等で半年~1年、一橋に留学する学生)。日本語レベルとしては、学部生と一緒に専門の授業を受ける前の段階ですね。でもこの時期の「日本語」が、実は本当に大事なんです。さらに専門性の高い内容を日本語である程度、理解できる(したい)と思って、勉強を継続できるかどうかの分岐点だからです。
日本語教育の世界に入って、研究をしていると現場(授業)が恋しくなり、でも現場に立つとまた色々と課題が見えてきて研究に戻る・・・というような永遠のスパイラルを亀のペースで歩んでいる私ですが、やっぱり母校での授業はちょっと特別です。日本の国際的地位の低下も危ぶまれている昨今ですが、一橋での彼らの留学経験がぜひ「親日」「知日」への礎になるように・・・と心から願っていますし、私自身、授業を通して微力ながらも貢献できればいいなと思っています。
ではでは、また一橋や授業の様子などをアップデイトしますね。どうぞお楽しみに!(S)